受診のデメリット

ストレスの原因となっている事象に向き合わなければならない

ストレスによる不眠や食欲不振、あるいは人とのコミュニケーションがうまく取れないといった問題を解消したい場合、精神科で診てもらうことによって改善が期待できます。では、精神科で診てもらうことで生じるデメリットはあるのでしょうか。
まず挙げられるのは、心に傷を受けるきっかけとなったことと再度向き合わなければならないということです。たとえば、ストレスの原因が職場内で受けている「いじめ」だとします。当然、精神科医に自分がいじめを受けている事実を話さなければならず、そのことで過去のつらい経験を思い出さなければなりません。
話すことで気持ちが和らぐことはありえますが、そういった診療を期待するのであれば精神科とは別に心理カウンセリングを利用した方がいいでしょう。精神科は基本的に投薬での治療を行うからです。

精神科に偏見を持つ人に受診を知られるリスク

精神科にかかっていることを他人に知られるリスクもあります。風邪をひいて病院へ行くのと違い、たとえば、不安によって心身に変調を来しているので精神科にかかるというのは、それほど一般的というわけではないでしょう。精神科にかかるということは、もう普通ではないという見方をする人たちが少なくありません。
精神科に対してそういった偏見を持つ人たちに、精神科にかかっていることを知られてしまったら、あらぬ噂を立てられる可能性もありえるでしょう。
ただ、当然のことながら病院に守秘義務があり、誰がどんな症状で受診にきたのかを別の患者に喋るといったことはないので、情報を漏らされる心配をする必要はないでしょう。精神科を訪れたところを人に見られたら困るというのであれば、マスクと帽子で顔を隠すという対処で十分です。